研修会レポート

「子どものためのグリーフケア」研修会の活動報告です。

レポート子どものためのグリーフケアセミナー(基礎編)第1回目

令和元年07月07日

2019年7月7日に令和元年グリーフケアセミナー(基礎編)第1回目が、ユニコムプラザさがみはらにおいて開催されました。朝から小雨が降る中でしたが、病院関係・大学関係の医療に携わっていらっしゃる方を中心に14名が参加されました。

各方面から講師が登壇され、
(1)がん患者を親に持つ子どもに対する医療者および家族の思い
(2)子どもの理解とかかわり
(3)子どもとのコミュニケーション
(4)がん患者を親に持つ子どもへの病状説明
につき、テーマごとの講義やDVD研修の後に3班に分かれて、活発なディスカッションが行われ、参加者が抱える現場の状況や問題点(術後の家族や子どもにフォローアップしたくても時間がない等)が情報共有されました。

大学病院、一般病院、大学、終末期医療センター、訪問看護ステーション等医療に係る現場は異なれど様々な事例に基づいて個人個人の考え方を発言され、問題提起もなされるなど有意義な研修会となりました。

また、生卵をペアで受け渡しする実習「ノンバーバルパニックキャッチボール」では、会話をしないで相手に呼吸を合わせジェスチャーしながら、いかに生卵を落とさずに受け渡しできるかを参加者の皆さんは悩みながら実体験をしました。

ディスカッションの様子 実習の様子

最後の個人個人の振り返りにおいては、この研修会の内容を現場に持ち帰り、明日からできることを実践したいとの熱い思いを語られる方が多く、これからの医療現場が着実に前進していくことを強く感じることができました。

次回のセミナーは10月27日(日)となります。大勢の方の参加を心よりお待ちしております。

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